【会場&オンライン】 6/21緊急開催! ハミッド・ダバシ『イスラエル=アメリカの新植民地主義 ガザ〈10.7〉以後の世界』刊行記念 早尾貴紀 × 國﨑万智トークイベント「虐殺を前に、世界とわたしたちは」開催のお知らせ

 

■緊急開催! イスラエルによる虐殺を世界が止められない中、わたしたちができることは?

 

イスラエルによる人殺しが続いているにも関わらず、わたしたちは、それを止められずにいます。公然と虐殺を続ける国家が存在し、それを野放しにしているのが今日の世界です。2023年10月7日以降のガザだけでも5万人以上の市民が虐殺されたこの事態に、わたしたちは沈黙するしかないのでしょうか。本当になす術はないのでしょうか――。

 

6月3日に刊行された、ハミッド・ダバシ著、早尾貴紀訳『イスラエル=アメリカの新植民地主義 ガザ〈10.7〉以後の世界』を手掛かりに、虐殺を黙認する世界と、わたしたちとの関わり方について考えるイベントを緊急開催します。著者のハミッド・ダバシ氏は、イラン生まれの米国コロンビア大学教授。「イランのサイード」と称される、パレスチナ系思想家の故エドワード・サイードの継承者ともいわれる方です。この本には、ロンドンを拠点とする中東ニュースサイト「ミドルイースト・アイ」に連載の記事から、2023年10月7日のガザ一斉蜂起の後から今年の4月までに発表された31本の論考が掲載されています。

 

〈ハミッド・ダバシ 著/早尾貴紀 訳『イスラエル=アメリカの新植民地主義: ガザ〈10.7〉以後の世界』(地平社) 〉

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/6841630f6cb68c2eec1b3567

 

ご出演は、この本の翻訳者でイスラエル/パレスチナ研究者の東京経済大学教授・早尾貴紀さんと、ネットニュースメディア・ハフポスト日本版記者の國﨑万智さんです。

 

早尾さんは、パレスチナ問題に関して積極的に発言し多くの著書があり、今年(2025年)だけでも『イスラエルについて知っておくべき30のこと』(平凡社)、『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』(皓星社)など、積極的な活動が注目されている、日本におけるこの分野の第一人者です。雑誌『地平』7月号に、「ガザ殲滅――イスラエル建国以来の宿願と戦争犯罪」の記事を寄稿しています。

 

國﨑さんは、ハフポスト日本版で、人権や差別に関する問題を中心に取材されています。特に、警察権力が、国籍や人種、肌の色など、外見や属性だけで犯罪者予備軍と決めつけ、差別的な扱いや捜査をする、いわゆる「レイシャル・プロファイリング」の危険性について問うてきました『地平』7月号では、千葉県幕張で行われた武器見本市(5/21-23)にイスラエルの軍事企業が多数出展した「DSEI Japan 2025」の取材などをしています。

 

〈雑誌『地平』2025年7月号〉 (出演者両名の寄稿あり)

・早尾貴紀「ガザ殲滅――イスラエル建国以来の宿願と戦争犯罪」

・國﨑万智「ジェノサイドに加担する防衛省――イスラエル製兵器購入の重大性」  

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/684165514c088e5615300911

〈國﨑万智 著『お巡りさん、その職務質問大丈夫ですか? ルポ 日本のレイシャル・プロファイリング』(ころから) 〉

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/6676212c1f9495045e695d77

 

お二人の雑誌『地平』への寄稿についての意見も交えつつ、マスメディアがなかなか報じないパレスチナについての根本的問題を理解し、わたしたちができる関わり方を一緒に考えたいと思います。

 

会場参加と、オンライン配信の両方で実施します。ぜひご参加ください。

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●緊急開催!ハミッド・ダバシ『イスラエル=アメリカの新植民地主義 ガザ〈10.7〉以後の世界』(地平社)刊行記念 早尾貴紀×國﨑万智トークイベント「虐殺を前に、世界とわたしたちは」 

・日時 2025年6月21日(土) 18:30~20:10(18:10開場)

・場所 ポルベニールブックストア(大船駅東口)およびオンライン

・出演 早尾貴紀さん(東京経済大学教授)   

    聞き手:國﨑万智さん(ハフポスト日本版記者)  

    ※終了後に30分程度、サイン会の時間を設けます(著書のご購入をお願いします)。 

・協力 地平社

 

●お申込み方法 

①会場参加、②オンライン視聴で、それぞれお申込み先が分かれます。

 ※参加費は、会場、オンラインとも1700円(税込)です。                                                               

①   会場参加の場合(開場18:15、定員12名、定員になり次第締め切ります)

お名前、ご参加人数、メールアドレスをご明記のうえ、タイトルを「6/21トークイベント申込」として、メールにて porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク) あてにお申込み下さい。お電話または店頭でも承ります。定員になり次第締切ります。参加費は当日会場にてお支払い下さい。

②   オンライン視聴の場合(「ZOOM」のウェビナーを使用)

下記URLよりお申込みください。

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/684175656c5f9e2eb33b4fcc

 

●出演者プロフィール

■早尾 貴紀(はやお・たかのり)

1973年生まれ、東京経済大学教員、パレスチナ/イスラエル研究。

1990年代のまだ「オスロ和平」期にパレスチナ/イスラエルを訪問。2002-04年(第二次インティファーダ期)にヘブライ大学客員研究員として東エルサレム在住、パレスチナ人学生らとシェアハウスで暮らす。その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内の各地でフィールドワーク。東京経済大学では、海外研修プログラムで学生らをパレスチナ/イスラエルのスタディ・ツアーに引率。

【著書】『イスラエルについて知っておくべき30のこと』(平凡社、2025年)、『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』(皓星社、2025年)、『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年)、『希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史』(春秋社、2020年)、『国ってなんだろう?』(平凡社、2016年)など。

【翻訳書】ハミッド・ダバシ『イスラエル=アメリカの新植民地主義』(早尾貴紀訳、地平社、2025年)、ハミッド・ダバシ『ポスト・オリエンタリズム』(洪貴義他との共訳、作品社、2018年)、ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』(早尾貴紀訳、Type Slowly、2024年)、イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』(田浪亜央江との共訳、法政大学出版局、2017年)、サラ・ロイ『なぜガザなのか――パレスチナの分断、孤立化、反開発』(岡真理、小田切拓との共訳、青土社、2024年)など。

 

■國﨑 万智(くにざき・まち)

ハフポスト日本版記者。人権に関わる社会問題を取材。著書に「お巡りさん、その職務質問大丈夫ですか? ルポ 日本のレイシャル・プロファイリング」(ころから)。

 

 ●ご来場のお客様へ 感染症防止対策についてのお願い

感染症防止対策として、入口と奥の2ヶ所を解放して常に空気が流れるようにし、十分な換気に努めるようにいたします。併せて、

・マスクの使用(任意)

・入口でのアルコール消毒液の使用

・平熱以上の熱のある方、咳が続く方、体調不良の方は参加を見合わせる

など、お客様のご協力もお願いいたします。

 

キャンセルについて

・キャンセルは前日までにお願いします。当日のキャンセル、連絡なきキャンセルは参加費全額を頂戴します。

 

●お問合せ

ポルベニールブックストア TEL:0467-40-5102 E-mail:porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク)