【会場&オンライン】 7/5開催 『みえないもの』刊行記念 イリナ・グリゴレ×アサノタカオ トークイベント

 

■「水牛」と文化人類学が繋いだ二人。青森を拠点とする人類学者の最新著作を、人類学を修めた編集者はどう読み解いたのか?

 

この4月に、柏書房よりイリナ・グリゴレさんの新刊『みえないもの』が刊行されました。

 

《 デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者である著者の最新作。娘たちと過ごす青森での日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。

 『彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない』(本書より)

 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。これまでに書かれたどんな日本語よりも鮮烈なことばを、あなたに。 》

(出版社案内文より)

 

この本の刊行を記念して、著者のイリナ・グリゴレさんと編集者のアサノタカオさんをお迎えし、トークイベントを開催します。イリナさんとアサノさんは、同じWebマガジン「水牛」で連載をもつ“水牛仲間”。イリナさんの『みえないもの』、そして前作『優しい地獄』(亜紀書房)は、いずれもこの「水牛」から生まれた作品です。

 

●水牛

https://suigyu.com/

 

アサノさんは「水牛」での連載「水牛的読書日記」の2025年4月の更新で、本書についてこう評しています。

 

「これまで、人類学と文学が交差する領域の本をあれこれ探して読み継いできたが、この作品は出色の一冊だと思う」

 

二人には「文化人類学」という共通点もあります。イリナさんは青森県をフィールドに獅子舞や女性の信仰を研究しており、最近ではバヌアツへも調査領域を広げています。一方のアサノさんも、大学時代にブラジルで日系移民の言語生活をテーマに文化人類学的調査を行い、約400名の日系人にインタビューした経験を持ちます。

 

人類学を学び、詩集や随筆、小説など文学の世界で本を編んできたアサノさんは、『みえないもの』をどう読み解いたのでしょうか。そして、異国・異文化のなかで生きること、人々の声に耳を傾けるとはどういうことなのか――。お二人の視点から語っていただきます。ご期待ください。

 

会場参加と、オンライン配信の両方で実施します。

〈イリナ グリゴレさん著書『みえないもの』(柏書房) 〉

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/67f8c74f0faafe322551dfbf

〈アサノタカオさん著書『随筆集 小さな声の島』(サウダージ・ブックス) 〉

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/660e72ae2dae180228d1a482

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●『みえないもの』刊行記念 イリナ・グリゴレ×アサノタカオ トークイベント ※会場参加は満席になりました

・日時 2025年7月5日(土) 18:30~20:10(18:10開場)

・場所 ポルベニールブックストア(大船駅東口)およびオンライン

・出演 イリナ・グリゴレさん(文化人類学者)  / アサノタカオさん(編集者)  

    ※終了後に30分程度、サイン会の時間を設けます(著書のご購入をお願いします)。 

●お申込み方法 ※会場参加は満席

①会場参加、②オンライン視聴で、それぞれお申込み先が分かれます。

 ※参加費は、会場、オンラインとも1700円(税込)です。                                                               

①   会場参加の場合(開場18:15、定員12名、定員になり次第締め切ります)

お名前、ご参加人数、メールアドレスをご明記のうえ、タイトルを「7/5トークイベント申込」として、メールにて porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク) あてにお申込み下さい。お電話または店頭でも承ります。定員になり次第締切ります。参加費は当日会場にてお支払い下さい。

②   オンライン視聴の場合(「ZOOM」のウェビナーを使用)

下記URLよりお申込みください。

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/68303568e12a95cee1a969de

 

※注 会場参加のお客様へ。イベント実施中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。

●出演者プロフィール

■イリナ・グリゴレ

文化人類学者。1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、一時帰国後、2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、2013年に東京大学大学院博士課程入学。青森県内を主なフィールドに、獅子舞や女性の信仰を研究する。2023年にはバヌアツで女性を対象としたフィールドワークを始めている。キーワードはイメージ、自然観、死生観、有用植物、霊魂。著書に『優しい地獄』(亜紀書房、2022年)。この4月から遠野文化研究センター研究員。

 

 

 

■アサノタカオ(あさの・たかお)

編集者。1975年生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程満期退学。東京と香川の出版社を経て独立。現在は、サウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか、文学・人文社会・アートなどの領域で仕事をしている。著書に『小さな声の島』(サウダージ・ブックス)など。明星大学、二松学舎大学非常勤講師。

 ●ご来場のお客様へ 感染症防止対策についてのお願い

感染症防止対策として、入口と奥の2ヶ所を解放して常に空気が流れるようにし、十分な換気に努めるようにいたします。併せて、

・マスクの使用(任意)

・入口でのアルコール消毒液の使用

・平熱以上の熱のある方、咳が続く方、体調不良の方は参加を見合わせる

など、お客様のご協力もお願いいたします。

 

キャンセルについて

・キャンセルは前日までにお願いします。当日のキャンセル、連絡なきキャンセルは参加費全額を頂戴します。

 

●お問合せ

ポルベニールブックストア TEL:0467-40-5102 E-mail:porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク)