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■開店2周年と店主トーク

久し振りにブログを書きます。

(前回が正月休み明けの1/3。コロナ禍前だったので、隔世の感が...)

 

当店は11/29に、開店2周年を迎えることができました。これもひとえにお客様はもちろん、仕入れ先の取次や出版社・個人の方ほか、当店を支えて下さる皆様のお陰です。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

 

オープン時と昨年の1周年のときは、お客さんに近くの商店街の花屋さんのお花(ガーベラ)をプレゼントしたのですが、今年はちょっと趣向を変えて、当店からほど近い、精神に障害を持つ方の就労支援活動を行っている「みらたね(みらいの種)」さんに、オリジナルのクッキーを焼いて頂きました。ペンギン型とハート型が可愛く結構好評で、喜んで頂き嬉しく思います。

 

28(土)の夜には、店主自身がこの店についてお話する店主トーク『街には本屋が必要だ』を開催しました。

 

実はこれ、結構苦肉の策だったのです。というのはコロナ禍で以前のような著者さんをお呼びしてのトークイベントができなくなり、でも2周年のときはそれっぽいことをやりたい、でもできない、なら...と、結局「ゲスト、俺」みたいな感じで、自分で話すこととなりました。

 

喋り慣れていない私の拙い喋りでどれだけお伝えできたかは未知数ですが、これを機にこれまでのこと、今考えていること、そしてこれからのことを自分なりにまとめられたので、結果的に今回自分がお話することにして良かったと思えます。

 

当日は朝日新聞の取材が入り、その記事が今日の朝刊の神奈川県版に掲載となりました。

「Asahi.com」でも全文が読めます。

■「まちの本屋さん」未来への思い 鎌倉の書店が2周年

https://www.asahi.com/articles/ASNCY72WKNCYULOB009.html

 

記念トーク実施も新聞記事掲載も、いい区切りとなりました。2年が経ち、そろそろ次元を上げて次のステップに進む時と感じています。試行錯誤は続きますが、あれもこれもではなく、焦点を絞ってより深い仕事をしていくことを考えています。

 

本屋も様々で、上手くいっている例は真似したくもなりますが、形だけ真似ても上手くいくとは限りません。特に本は多様で、選書や棚作りにはその店の考えが多く出るので、そこで他店の真似をしてもしょうがない。独善に陥らないよう気を付けつつ思考を更に深め、この街に必要とされる店になるべく、努力を怠らず、楽しくこの店を育てていきたく思います。

 

自らの「好奇心」を大切にしながら。

 

3年目の当店へのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。