■5/28(土)【オンライン】ミシマ社『ちゃぶ台9』特集連動 Seesaw Books・汽水空港・ポルベニールブックストア 3店クロストークイベント 「〈共有地〉としての本屋から見える未来」開催のお知らせ

 

<ミシマ社『ちゃぶ台9』「書店、再び共有地」の特集に連動。登場する書店3店の取り組みから〈共有地〉たる書店のありようを探る>

 

ミシマ社が半年に一度発行している、生活者のための総合雑誌『ちゃぶ台』。その第9号の特集は「書店、再び共有地」。全国の共有地たり得る本屋10店を、普段から本屋との付き合いがあるミシマ社さんの営業メンバーが取材した記事が掲載されます。

 

ちゃぶ台9(ミシマ社)(5/27発売)

https://www.mishimaga.com/books/monthly-chabudai/004241.html

 

この特集で当店も取材して頂き、記事が掲載されます。当店は、特にコロナ禍になってからこの店を、家でも職場でもない街のサードプレイス的な場所として機能するよう、「読書懇親会」「雑談懇親会」などのイベントを何度も実施してきています。

 

では他のお店はどのような〈共有地〉的な活動をしているのか?記事では語り切れなかったことやその背景などを、直接店主の方に聞いてみよう――10店全部は無理ですが、当店と背景が近いと感じた2店を加えた3店の店主によるトークイベントを実施します。

 

〈共有地〉的な活動をやることになった背景から活動の具体的内容、見えてきたもの、そしてその先まで――〈共有地〉たる本屋のありようについて、縦横無尽に語り合いたく思います。

 

出演は北海道・札幌「Seesaw Books(シーソーブックス)」の神輝哉さん、鳥取「水空港」モリテツヤさんと当店店主・金野です。

 

「Seesaw Books」の神さんは、札幌で2014年から「UNTAPPED HOSTEL」というゲストハウスを運営して来ましたが、コロナ禍を受けて

ホームレス支援を行っている団体と協力して、2020年5月に別館を3食付きのシェルターに作り変えました。そしてシェルターを持続的なものとするために、別館を「書店+シェルター」にするプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングで580人から732万円を集めて始めたのが、「Seesaw Books」です。

 

 クラウドファンディングの状況はこちらより。

https://camp-fire.jp/projects/view/449809

 

「汽水空港」のモリテツヤさんは、2011年に鳥取に移住。鳥取県中部地震による被害を受け、増改築を経て、2018年よりリニューアルオープンして「汽水空港」を運営。新刊と古本を扱う書店であり、おいしいチャイやコーヒーが飲めるカフェであり、更には自分たちの自給の為に借りていた畑を「汽水空港ターミナル2(食える公園)」と名付け、実りを訪れる人々全てに開放したり...と、想像できる「本屋」像を軽く飛び越えた、生きることと本屋をやることが直結する活動をしています。

 

この3人(店)には、

・書店未経験から本屋を始めた

・本屋の背景に「旅」がある

などの共通点があります。来歴は様々ですが、本屋の「常識」を超えた共通の土俵の上に立ち、方向性が近い故に深められる話がきっとあると思います。

 

札幌、鎌倉、鳥取と遠く離れた3つの本屋が結ばれ、三者三様の話が交錯すると、どんな〈共有地〉が立ち上がるのでしょうか?

 

 ZOOMのウェビナーを使用した、オンライン配信で実施します。

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●ミシマ社『ちゃぶ台9』特集連動 Seesaw Books・汽水空港・ポルベニールブックストア 3店クロストークイベント 「〈共有地〉としての本屋から見える未来」

・日時 2022年5月28日(土) 19:30~21:00 

・場所 ポルベニールブックストアよりオンライン配信

・出演 

神 輝哉さん-Seesaw Books/シーソーブックス(札幌市)

モリテツヤさん -汽水空港(鳥取県湯梨浜町)

金野 典彦-ポルベニールブックストア(鎌倉市大船)

●お申込み方法(オンライン視聴) 

「ZOOM」のウェビナーを使用いたします。

・参加費 1300円(税込)

下記URLよりお申込みください。終了後2週間程度、アーカイブ視聴も可能です。 

https://porvenirbookstore.stores.jp/items/627a1e248d26fa0be2c79532

●出演者プロフィール(&店舗情報)

■神 輝哉(じん・てるや)
札幌市出身。大学卒業後、出版社の営業職を経て2014年に札幌市北区にゲストハウスUNTAPPED HOSTELを開業。2020年、コロナ禍で苦境の宿の一部を住まいを失った人のシェルターとして運用し、その事業を継続すべく同施設内1階に書店Seesaw Booksをオープン。
●Seesaw Books(シーソーブックス)

札幌市北区にある新刊書店。元々はUNTAPPED HOSTELというゲストハウスの別館でしたが、2020年に突如として猛威を振るい始めたコロナウイルス感染症に伴い、同施設を住まいを失った人のためのシェルターとして利活用。支援事業を継続するために、という経緯で

一階部分を書店にしました。カフェ、トークイベント、ビアガーデンなどを不定期で開催しており、開かれた場所を目指しています。

営業時間 11:00〜19:00(水曜定休)

■モリ テツヤ(もり・てつや)

北九州、インドネシア、千葉を転々としながら育つ。2009年~2011年まで農業修業。震災と同時に土地探しと避難が混ざり合う旅に出発。辿り着いた鳥取で左官屋のバイトをしながら現在の店舗となる物件を修繕しつつ、3坪の自邸を建築した。2015年から休業や増築を挟みつつ、現在まで「汽水空港」を運営している。最近は近所の仲間たちと「モーニングファーマー」という名の激ユル農業団体を結成し、販売を見据えた米作りに勤しむ。

●汽水空港(きすいくうこう)

東郷湖という汽水湖のほとりにセルフビルドしてつくった本屋。新刊、古本、zineの他に作家の服、農家の加工品なども販売しています。店の裏に住む為に立てた小屋は現在ギャラリーとして使用中。店ではトーク、ライブ、ワークショップなどを開催しています。実りを全ての人々に解放すると公言している畑「汽水空港ターミナル2(食える公園)」を運営したり、全ての人々の困りごとを生き延びる為のツールとして捉えようとする試み「whole crisis catalog」という会を不定期で開催したりしています。

〒689-0711 鳥取県東伯郡湯梨浜町松崎434-18

営業時間 13:00~18:00

定休日 火・水・木(現在、育児期間ということで営業時間と日数を一時的に短縮中)

https://www.kisuikuko.com/


●お問合せ

ポルベニールブックストア TEL:0467-40-5102 E-mail:porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク)