■《Across the Border ~越境する者~》 トークイベント。第2回のテーマは「アート×冒険」。
ポルベニールブックストアでは2022年4月から、「Across the Border ~越境する者~」をテーマに、素敵なゲストをお呼びしたトークイベントを実施しています。
お呼びするゲストは、様々な意味で「ボーダー」を越えた活動をしている「越境する人」。国境を越えた活動はもちろん、社会の中にある障壁や、人の心の中の「ボーダー」を越えるような活動をされている方はたいへん魅力的で、惹かれるものがあります。様々な障壁(=ボーダー)を越えて活動している、あるいは超えるべく奮闘している魅力的な「越境者」の話を生で聞き、その活動をシェアすることで、ご参加の方の心の中にも「ボーダー」を越えようとする力が呼び起こされ、その積み重ねがこの社会の“風通し”を良くするパワーとなる願いを込めて企画しました。
第1回の北極冒険家の荻田泰永(おぎた・やすなが)さんに続く第2回は、ノンフィクション作家の川内有緒さんと、探検家・作家の角幡唯介さんとの対談です。
第16回開高健ノンフィクション賞を受賞した川内有緒さんの『空をゆく巨人』が、今年5月に文庫化されました。この作品は、写真展を実施するなど当店と縁が深く、文庫の解説を執筆されたのが角幡唯介さんというご縁で、今回の対談が実現しました。
川内さんは、ノンフィクション作家として様々なテーマで人を取材し執筆してきましたが、そのフィールドのベースには「アート」があります。角幡さんは、探検家としてこの10年は主に北極圏をフィールドに独自の方法論で冒険に挑んでいます。2ヶ月余りのグリーンランドでの犬橇による旅から、先月帰国したばかりです。
その「アート」と「冒険」という、一見繋がりが薄そうな2つのテーマを、「越境」という視点で見ると、実は共通するところが大いにあるようなのです。そしてその2つが交錯するところには、人の心を動かし、見えない壁を超え、人を自由にする力を秘めていることも。
その大いに魅力的な「何か」について、「アート」×「冒険」の視点で、お二人に存分に語って頂きます。「越境者」お二人のお話から見えて来る壁を超えた風景を、一緒に見にいきませんか?
会場ご来場と、オンライン配信の両方で実施します。
〈川内有緒さん著書『空をゆく巨人』(集英社文庫) ※解説:角幡唯介さん 〉https://porvenirbookstore.stores.jp/items/6285cf32404e913b8e6b8fdf
〈角幡唯介さん著書『狩りと漂泊(裸の大地 第一部 )』(集英社) 〉
https://porvenirbookstore.stores.jp/items/623e9945a86113687316612c
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●《 Across the Border ~越境する者~ 》トークイベント 第2回 川内有緒×角幡唯介 「アート×冒険で自由になる」
・日時:2022年7月16日(土) 19:00~20:40(18:40開場)
・場所 ポルベニールブックストア(大船駅東口)およびオンライン
・出演 川内有緒さん(ノンフィクション作家)
角幡唯介さん(探検家・作家)
●お申込み方法 ※会場ご来場は満席となり、キャンセル待ちです。
①会場ご来場、②オンライン視聴で、それぞれお申込み先が分かれます。
※参加費は、会場、オンラインとも1600円(税込)です。
① 会場ご来場の場合(開場18:40、定員12名、定員になり次第締め切ります)※満席となり、キャンセル待ちとなります。
お名前、ご参加人数、メールアドレスをご明記のうえ、タイトルを「7/16トークイベント申込」として、メールにて porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク) あてにお申込み下さい。お電話または店頭でも承ります。定員になり次第締切ります。参加費は当日会場にてお支払い下さい。
② オンライン視聴の場合(「ZOOM」のウェビナーを使用する予定です)
→ 下記URLよりお申込みください。(人数制限なし)
https://porvenirbookstore.stores.jp/items/62c3fadfa74e3318a9002d11
※注 コロナ禍の状況次第では、会場ご来場は中止とし、オンライン視聴のみとさせて頂く場合もございます。予めご了承ください。
●出演者プロフィール
■川内有緒(かわうち・ありお)
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。
映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。
『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(以上幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー映画『白い鳥』の共同監督。
現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営する。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。高尾山にも登ったことがないわりに「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。最新刊は『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)。
Twitter: @ArioKawauchi
■角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)
1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。同大探検部OB。元朝日新聞記者(2003年~08年)。探検家・作家に。
学生時代から継続してチベット奥地にある“ヒマラヤの謎の川”とよばれたツアンポー峡谷を単独で探検、その記録『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞し、作家としてデビューする。
2011年に、カナダ北極圏で全滅した英国フランクリン探検隊の足跡を追い、103日間かけてレゾリュートベイからベイカーレイク1600キロを踏破。その記録『アグルーカの行方』が高い評価をうける。また、太平洋で行方不明になった沖縄のマグロ漁船を追った『漂流』など、取材調査をもとにしたドキュメンタリー作品を発表する。
2014年からグリーンランド最北の村シオラパルクを活動の拠点にする。2016~17年冬、80日間にわたり太陽が昇らない真冬の北極の極夜を探検。『極夜行』でヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞を受賞し、読書界、冒険界の話題をさらった。
2018年から狩猟をテーマにした新しい旅を開始、2019年から伝統的な犬橇の技術を習得し、毎年2カ月近くの長期旅行を継続している。2022年から狩猟と犬橇を駆使し、伝統的なイヌイット文化の真髄にせまる『裸の大地』シリーズの刊行を開始する。
著書多数。2021年以降の著書に『狩りの思考法』(清水弘文堂書房)、『裸の大地第一部 狩りと漂泊』(集英社)。
●ご来場のお客様へ 感染防止対策についてのお願い
コロナ禍は続いていますので、
・入口と奥の2ヶ所を常時解放し、十分な換気に努める
・最小限の人数で、席はお客さん同士の距離を広く保てるように配置する
などの、感染防止対策を取ります。
・不織布以上の性能のマスク着用(性能の劣る布やウレタンのマスク等は不可)
・入口でのアルコール消毒液の使用
・平熱以上の熱のある方、体調不良の方は参加を見合わせる
など、お客様のご協力もお願いいたします。
●お問合せ
ポルベニールブックストア TEL:0467-40-5102 E-mail:porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク)
■ポルベニール ブックストア(Porvenir bookstore)
TEL/FAX : 0467-40-5102
E-mail: porvenirbookstore *アット gmail.com
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