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■開業1ヶ月

・11/29にオープンしてちょうど1ヶ月が過ぎ、今日から2ヶ月目に入ります。風邪をひくこともなく、何とか最初の1ヶ月を無事に乗り切ることが出来ました。これもひとえにお店に来て本を買って下さった皆様、ツイッターなどでお店の情報を広めて下さった皆様の応援のお陰です。この場を借りて御礼申し上げます。

・1ヶ月経つのを機に、この1ヶ月の間の雑貨を思いつくままにまとめてみます。

・初日から、ホントに多様な本が売れました。ベストセラーだけが本じゃなく、必要とされる本は様々だと思って本を選びましたが、初日からその考え方は間違っていないと確信できました。

・「大船に新しい本屋さんができて嬉しい。ありがとう。」という地元の人の声を多く頂きました。今年大船でもショッピングモールにあった本屋が閉店したり、本屋がなくなる話は多々あれど、こういう小さい店の新規オープンはなかなかないですものね。感謝の声は間違いなく私の励みになっています。

・1ヶ月の間に、メディアの取材を6回受けました。こんな小さいお店のオープンにこれだけ注目が集まるというのは、裏を返せば、それだけ本が売れないということに関しての危機意識が共通認識としてあるということだと思えます。このまま活字本が売れなくなると、国としてヤバいんじゃないの?と。

・ツイッターをやって驚いたのは、作家や本の著者の方が結構反応してくれるということ。皆さん、結構見ているのですね。後押しを頂けるのはとても嬉しいし、その方の本をより積極的に売るモチベーションになります。また、鎌倉を背負っているという場所柄、作家や翻訳家の方も近くに多くお住まいで、気にして頂いている感じも伝わっています。

・一方売上はというと、正直今はまだ全然です。お客さんゼロの時間帯も結構あり、認知が広まって来た感触はありますが、まだまだですね。置いている本の冊数がまだ3,000冊にもなっていませんが、これは基本的に返品はしないので最初はだいぶ仕入れを慎重にしたため。5,000冊までは増やせるので、仕入れを強化して売れ筋を中心に本を増やし、その分売上もプラスにしていかなくちゃ。

・1ヶ月やってみての問題は、ひとりで全部やるとは言っても、やりきれないことがやはりあることと、自分個人の時間が全然取れないこと。それを改善するためにオペレーションを見直し、1月から休日と営業時間の変更を行います(詳細告知済)。全体としてお店の営業時間を少し短くし、その分情報収集と仕入れ、そして自分自身のインプットと休息、リフレッシュに充てます。お店は作ることより続けることの方が難しいといわれますので、ちゃんと続けるための方策ということでご理解下さい。自営業は体が資本だから、健康管理のためにも本来好きなスポーツもやりたいし。

・企画したことはいろいろあるけど、実現できたのは半分くらいでした。来年は、トークイベントなどお店を使った面白いことも仕掛けて行きたいので、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

・写真は今年5月に、この物件を見に来たときのもの。これが半年後に本屋に生まれ変わるとは自分ですら思っていなかったので、人生わからないものですね。

・本屋、面白いです!